皮膚疾患は痒み、湿疹、脱毛など目に見える異常として気づきやすい反面、多くの原因が合併しており完治しない疾患も少なくありません。また食事や生活習慣など日常生活も大きく影響するため、問診や各種検査などを行い総合的に診断・治療を行います。
また、繰り返す外耳炎や中耳炎など耳の疾患も扱っており、耳用の硬性内視鏡(オトスコープ)を用いた治療を積極的に行なっています。
皮膚や耳のトラブルでお困りの場合は当センターにご相談ください。
過敏性皮膚疾患
感染性皮膚疾患
自己免疫性皮膚疾患
◈ 無菌性脂肪織炎
皮下脂肪組織で起こる特発性の炎症性疾患です。自己免疫が関与していると考えられていますが、まだ不明な点も多い病気です。
皮膚生検による病理組織検査で診断され、免疫抑制剤の投与を行ないました。
腫瘍性皮膚疾患
◈ 上皮向性リンパ腫
悪性リンパ腫の種類の一つで、皮膚組織の中のリンパ球ががん化したものです。
皮膚生検による病理組織検査で診断されました。
写真の例のように抗がん剤が効く場合もありますが、QOL(生活の質)を維持できるのは一時的で予後は極めて不良です。