東海エリアの高度医療を担う。
獣医療の分野は急速に高度化しています。当センターは、大学で研究、開発された先端医療を提供し、動物の体になるべく負担にならない低侵襲治療の実践を推し進めていきます。飼い主さんには安心を、地域の獣医さんとは良きパートナーとして協力しながら動物の健康を見守ります。
高度医療でがんに立ち向かう。
犬や猫も長寿の時代。人間と同様にがんが死因のトップになっています。当センターは、超音波診断装置や80列マルチスライスCT装置などの最先端医療設備を導入し、正確ながん診断を行うとともに、健康診断を通じてがんの早期診断に努めてまいります。
また、手術室には国内初のアンギオシステム(X線透視装置)を導入。アンギオシステムは高画質で鮮明な血管造影検査を行うことができ、動物に負担の少ないカテーテル治療を可能にします。特に、がんに対するカテーテル治療は、これまで治療ができないと諦めていた動物に対して新たな治療の道を開きます。
飼い主さんとの信頼関係を第一に。
私たちは、飼い主さんと病気の動物たちの痛みや苦しみを共有し、信頼の上に成り立つ医療を目指します。動物の病状や検査・治療方針、予後については充分にご説明し、ご理解を得た上で診察をすすめてまいります。良質で満足度の高い診療を通じて、飼い主さん一人ひとりの不安やお悩みを少しでも和らげることが私たちの使命です。
治験センターとして、人と動物の架け橋に。
当センターは、ヒト医療分野や研究施設と協力し、安全性が確立された再生医療などの最先端治療を積極的に手がけることで、最善の獣医療サービスを提供します。
難治性のがんにヒト用に開発された新薬を使うことで、生存率を格段に引き上げる場合があります。こうした取り組みはヒトと動物双方にとって「がん撲滅」の夢をかなえる近道となります。