90%の骨肉腫が肺へ転移し、1 年以内で命を奪われる症例が多くみられます。
骨肉腫の病巣骨
骨肉腫の肺転移巣
がん幹細胞(CSC:Cancer Stem Cell)とは
がん幹細胞とは癌細胞のうち、自己複製能、多分化能(幹細胞の特徴)、腫瘍形成能をもつ細胞のことで、放射線や抗癌剤に対する抵抗性、転移能、浸潤能などの獲得が、癌の転移や再発の一因となっています。
マウスに対するがん細胞(CD133low)の生着に比較し、
がん幹細胞(CD133high)の生着は極めて早い
放射線・抗がん剤の効果がない
S-TuD を用いて、がん幹細胞を叩き、肺への転移を抑制します
S-TuD(Synthetic-Tough Decoy)
…マイクロRNA(mir)133-a の阻害剤( 臨床核酸医薬品)
がん細胞に、放射線・抗がん剤の効果がでる